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2016年5月3日火曜日

平昌五輪組織委員長の趙亮鎬氏が辞任。韓進海運の立て直しに専念


巨額の負債を抱える韓進海運のかじ取りをするとともに、今後もオリンピックの準備へのサポートも




8月のリオデジャネイロオリンピックが刻一刻と迫っていますが、さらに2年後の2018年に韓国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの組織委員長を務めていた趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏が辞任する意向を発表しました。




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趙氏の辞任は、自身が会長の座にある韓進グループの企業、韓進海運が厳しい経営状態に陥っていることから、そちらに専念したいとの意向からでした。韓進海運は韓国の海運企業としてはトップを走る企業で、経営の再建と安定のためにはどうしても趙氏の力が欠かせなくなったと組織委員会は説明してます。




趙亮鎬(チョ・ヤンホ)
                            picture by Jeon Han



「全精力を傾けて組織委員会の全メンバーと力を合わせて2018年の平昌オリンピック、パラリンピックが成功するよう準備してきた」と趙氏は語っていて、3月の国際オリンピック委員会(IOC)の報告でも「いい方向で進んでいる」という評価を受けていました。




平昌オリンピック・パラリンピックのスポンサー企業にもなっている大韓航空の会長でもある趙氏は2014年8月から組織委員長に就任。組織委員長の座からは下りるものの、「今後も2018年まで平昌オリンピックをサポートし続ける」と協力する姿勢を見せています。




それでも破たんしてしまった韓進海運





韓進海運は先月、債権者に対して債務の再編を依頼するつもりであると発表。総額5兆6000億ウォン(およそ5200億円)に負債は膨らんでおり、2015年の終わりに負債比率は850%になっていました。




趙亮鎬氏の後任となる組織委員長はまだ決まっていません。韓進グループ全体の会長である趙氏が韓進海運の経営に直接かかわるようになったのは2014年のこと。それまでは義理の息子である
崔恩瑛氏が会長を務めていました。


趙亮鎬氏はこの2年で1000億近くの資金を投入したものの経営状態は好転せず、4月に韓進海運の経営権を放棄し、債権者との共同経営を模索していましたが交渉がまとまらずに同社は破たんしてしまいました。


趙亮鎬氏の娘は大韓航空元副社長の趙顕娥氏で、客室乗務員がナッツを袋に入れたまま渡したことに激怒して飛行中の大韓航空機を出発空港に戻させたナッツリターン事件で世界中で話題になっています。







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