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2016年6月5日日曜日

ISの首都ラッカ市内へシリアのアサド政府軍が侵攻

                                        https://youtu.be/9jLpR-zJBCw より

事実上の首都ラッカへ反政府軍よりも先に進軍



シリア人権監視団の報告によると、シリア政府軍は4日(現地時間)にロシア軍の攻撃支援を受けながらIS(イスラム国)が首都にしているラッカ県に侵攻を開始しました。イラク軍のファルージャ侵攻やシリア民兵のマンビジ攻撃など、ISに対する攻勢が強まっています。(⇒イラク軍特殊部隊がIS支配下のファルージャ市内に侵攻


ラッカはISが2013年にシリアの反政府軍から奪い支配下におきました。2014年にそこを事実上の首都とし、イスラム法を厳密に解釈する考え方を打ち立ててカリフ制の樹立を宣言したのでした。




この攻撃に先立って、ロシア軍は3日にやはりISが支配下に置いているラッカと隣接したシリア東部のハマ県を空爆、その後シリア軍が侵攻して多くの領土を取り返したと国営放送が伝えています。



ラッカには5月25日にアメリカ軍の支援を受けているシリアのクルド人部隊がテルアビヤドから進軍をしています。マンビジなど北部アレッポはラッカまでわずか40kmの位置にあり、反政府勢力がアメリカ軍をバックに支配を展開しているだけに、アサド政権の政府軍としては反政府軍よりも早くラッカを陥落させることが急務になっています。






「ラッカを支配するのが誰であろうと、とほうもない試練が待ち受けている」






関連記事:シリア内戦:アレッポでの停戦合意。シリア全土の戦争終結につなげられるか




反政府軍のラッカへの攻撃はラッカ市内への侵攻を目的にしたものではなかったものの、タブカ市やアサド湖に到達している模様です。タブカ市は2014年にISが侵攻して支配下においた町で、ラッカ市からは50kmの位置にあり、ラッカ侵攻への重要なルートとなっています。






ラッカ北部にはアメリカが支援するシリア民主軍がおよそ3万展開しており、ラッカに攻め入る際にはシリア政府を支援するロシアも空爆によって攻撃を援助すると米軍との協力を約束していましたが、政府軍が先を制する形になりました。





「詳細:ラッカから26マイルの位置にあるアル・タウラの施設を破壊。ロシア外務省」




虐殺の続くラッカ





9月に入ってもラッカを巡る戦闘は続いてますが、政府軍に加え米軍を中心とした反政府軍もISの掃討作戦を行い、ドクター・ワイルの通称で知られるISの情報相ワイル・アディル・ハサン・サルマン・ファヤド容疑者を殺害しています。



ラッカには「天国の広場」と呼ばれる環状感情交差点がありましたが、ISが占拠してからは公開処刑の場になり「地獄の広場」と言われるようになりました。見せしめのために人の遺体や頭部がさらされることもあると住民は語っています。









混迷するアレッポ



一方、アレッポ南部ではISのようにアサド政権軍にも反政府軍にも組しないイスラム過激組織アル・ヌスラ戦線も展開していますが、24時間に限って反政府軍と連携を取って行動しています。(⇒アル・ヌスラ戦線がアルカイダ系列から離脱




これによってアレッポ南西部に1000人以上の兵士がシリア政府軍に対して攻撃を行っていると、ロシア停戦監視団が報告しています。



「金曜にアレッポ南部で反政府軍が急展開」




アル・ヌスラ戦線も5月に南部アレッポへの攻撃をしかけましたが、シリア政府を支援するイランやヒズボラの反撃を受けて退けられていました。(⇒ヒズボラの司令官ムスタファ・バドレディン被告が死亡





参照


http://www.bbc.com/news/world-middle-east-36452094
http://www.reuters.com/article/us-mideast-crisis-syria-raqqa-idUSKCN0YQ0B8
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM03H8T_U6A600C1NNE000/
http://www.asahi.com/articles/ASJ646Q7XJ64UHBI030.html
http://www.afpbb.com/articles/-/31012
http://www.afpbb.com/articles/-/305287952



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