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2016年7月23日土曜日

中国政府がチベット仏教学問の場ラルン・ガル・ゴンパの一部解体を開始

                                                       picture by Valerian Guillot


中国政府は四川省西部にある、世界最大級のチベット仏教の学校「ラルン・ガル・ゴンパ(五明佛学院)の一部解体作業を始めました。



7月21日から地域一体に住んでいる僧侶や尼僧を退去させ始めていて、過密状態で生活している状況を緩和するために住居の解体を行うとのことです。





中国政府はチベット僧の人数を「5000人にまで減らす」方針








この数週間のうちにすでに住む場所を失ったチベット僧の集団もあり、彼らは6月の時点から地元自治体が現在1万人いるラルン・ガル・ゴンパ地区の人口を10月までに尼僧3500人、僧侶1500人の5000人にまで減らすという告知をしていたそうです。









チベット僧と一般住民の居住地域を分け管理するのが目的か




過密状態の住環境を変えるという以外にも、中国政府はそこに住んでいる市民と、チベット仏教を学んでいる僧侶・尼僧をより分けるという目的を持って今回の取り壊しを行っていると考えられます。






2008年にラサで起きたチベット暴動から中国政府はチベット自治区などへの監視を厳しくしていますが、チベット僧と住民をはっきり分けて住まわせることで、ラルン・ガル・ゴンパ地区のチベット仏教を管理する狙いがあると思われます。






朱色の建物が立ち並ぶラルン・ガル・ゴンパは色達県にあり、計画的に作られた場所ではなく、1980年に文化大革命を生き延びた高僧ケンポ・ジグメ・プンツォクがチベット仏教を学ぶ場として開き、彼を慕い教えを乞う人々が集まって徐々に広がるようにできました。






中国政府は2001年に拡張したラルン・ガル・ゴンパを縮小させるために数千人のチベット僧を退去させましたが、この数年でふたたび地区に住む人の数が急増してきていました。





同じ日にパンチェン・ラマ11世によるチベット仏教の儀式





奇しくもこの日はチベット南部シガツェのタシルンボ寺でパンチェン・ラマ11世が、50年ぶりのチベット仏教の重要儀式「カーラチャクラ灌頂」の座主を務めました。カーラチャクラ灌頂は4日間開かれ、甘粛省の僧などおよそ5万人が訪れる予定です。













中国政府が認定したパンチェン・ラマ11世





パンチェン・ラマはダライ・ラマに次ぐチベット仏教において2番目の高僧ですが、儀式を執り行っている11世は中国が認定したパンチェン・ラマ11世です。どういうことかというと、1995年にダライ・ラマ14世が認定した当時6歳だったパンチェン・ラマ11世は中国政府に誘拐され、現在も監禁されていて、それとは違う11世を政府が認定してその座に据えたのでした。










参照

http://www.ctvnews.ca/world/chinese-officials-begin-dismantling-tibetan-study-site-1.2997684
http://wondertrip.jp/asia/8090.html
http://jp.reuters.com/article/tibet-panchen-lama-idJPKCN1020CJ
http://www.bbc.com/news/world-asia-china-36863888


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