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2017年5月24日水曜日

自動運転の車で事故は減少するのか。起きた場合の責任は誰が負うのか?

自動車 事故



自動運転操作で起きる事故について


少しずつ私たちの生活に浸透しつつある自動運転車。未来では人間がハンドルを握っていないのに走る車が世界中で見られるようになるのでしょうね(ハンドル自体が要らなくなってしまいますが)。


技術の進歩によって少しずつAI(人工知能)が運転操作を行うことになりますが、ふと今の頭で考えてしまいます。


「事故ってどのくらい起きるのだろう?」

「事故があった場合誰に責任があるのだろう?」


今回は海外の事情をもとに自動運転の事故についてクローズアップしたいと思います。








交通事故は減る!ではどれくらい?



自分で運転をしなくてよくなるため、ドライバーはその分の時間を手に入れることができますが(運転が好きな人にはちょっとさみしいですね)、自動運転の導入で何よりもメリットとして考えられているのが交通事故の減少です。



完全自動運転車の導入はBMWなどが2021年をめどにするという発表をしていますが、大量生産され市場で一般的になるのは2030年前後とみられています。



それが実現されたときにどのくらい交通事故が減るのかという調査をコンサルタント会社のマッキンゼーが行っています。



調査結果によると、


交通事故の全体の90%がなくなる。



とされています。年間で交通事故による死亡者は数千人減り、損害や医療コストに換算するとで最大1900億ドル(約22兆8000億円)が削減されるます。



しかし、2030年前後の完全自動化自動車の一般普及はあくまで現在の予想でもっと先の未来になってしまう可能性も少なくありません。



アメリカではすでに自動運転による事故が2件発生していて、安全性がきちんと確保された車が実現されるのはもっと時間がかかるのではないかという意見もあるからです。



Click! 自動運転は時期尚早か?テスラとモービルアイは見解の相違で契約終了





自動運転車による事故が起きてしまったら?



たとえ90%の事故が無くなるのだとしても、それはゼロにはならないということ。これまでにアメリカでは「自動運転」による事故とされているケースがすでに起きています。



テスラ・モーターズのケース

2016年5月7日、テスラ・モーターズのオートパイロット・システムを搭載した「モデルS」がフロリダ州ウィリストンでトラックと衝突事故を起こして運転席にいた男性が死亡しています。


ドライバーがDVDを鑑賞していたという情報もあり、2017年1月19日にはアメリカの運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は自動車には欠陥はなく、リコールの必要がないという報告をしています。




Uberのケース


2017年3月25日に配送車サービスを行っているUberの車がアリゾナ州テンピを試験走行中に他の車に衝突され、横転する事故が発生しました。このとき車は乗客を乗せていない状態で、けが人はでませんでした。



その日に試験走行は一時中止されましたが、27日には再開しています。


ドライバーが追突してきた車をよけきれなかったためだと思われます。





事故の責任は「自動運転レベル」で決まる





自動運転による「初」の死亡事故だとされていますが、先に書いた通り、完全自動化の車の導入はまだされていません。



自動運転には0~5の段階があり、事故があったテスラ・モーターズの車はレベル2で、自動車メーカーは2017年内に販売車両のレベル3到達を目指しています(テスラ・モーターズは同年に技術実現としてレベル5を目標にしています)。




Click! 自動運転技術(レベル0~5)の世界基準とは?SAEの定義を知ろう



このSAEのレベル設定では、レベル3まではAIは運転支援システムの段階にあります。サウス・カロライナ大学のウォーカー・スミス助教授は、レベル3より低い段階では運転の役割はドライバーに課せられていると判断されるだろうと説明しています。



仮に運転のミスによって事故を起こしてしまった場合には運転手の責任になるということです。しかし、衝突回避機能がどんどん向上していくため、事故が起こるにしても、Uberのように他の車に巻き込まれる事故の割合の方が高くなるだろうとスミス助教授は考えています。



つまり、レベル4以上になってくると製造側の責任の比重が高くなってくるということです


しかも、ボルボやGoogle、メルセデス・ベンツはそうした製造者側の責任をむしろ全面的に負う姿勢を見せています。これはどうしても高額になってしまう販売価格を、安全の全面保証(補償)というブランドに置き換えて消費者が購入しやすいようにする狙いがあるようです。













参照
http://jp.wsj.com/articles/SB11167655035836774773204580501060840882950
http://www.azcentral.com/story/money/business/tech/2017/03/31/self-driving-car-crashes-who-gets-blame-tesla-uber-google/99858180/
https://www.forbes.com/sites/omribenshahar/2016/09/22/should-carmakers-be-liable-when-a-self-driving-car-crashes/#4874d99348fb


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