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2017年7月2日日曜日

アスピリンの副作用や効果(海外の最新研究情報あり)


さまざまな効果があるアスピリンの気をつけておきたい副作用

日本でも「バファリン」や「バイエルアスピリン」などの市販薬に含まれているアスピリン(アセチルサリチル酸)は、解熱作用や抗炎症作用、鎮痛作用の他にも抗血栓作用などさまざまな効果がある非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs)です。






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アメリカでは日本の10倍以上の消費をするほどで、世界的にも広く普及している薬ですが、低い確率で副作用があり、中にはさらに低確率ながらも深刻な症状もあるので気をつけなければなりません。


最新の症例を含めた副作用、そして効果についてクローズアップしてみたいと思います。






アスピリンアセチルサリチル酸)は?


アスピリンのルーツは柳の樹皮から取れる成分がルーツで、古代ギリシャの時代からヒポクラテスが鎮痛・解熱剤として用いたとされています。


アスピリンが開発されたのは、今から100年以上も前になる1897年のことでした。ドイツのバイエル社の研究者だったフェリックス・ホフマン博士がサリチル酸をアセチル化することで副作用の少ないアセチルサリチル酸の合成に成功します。

アセチルサリチル酸は世界初の人工合成でできた医薬品とされています


バイエル社の商標名となったのがアスピリンで、現在ではこちらのほうが一般的に知られるようになり、世界80ヵ国以上で服用されています。





【指定第2類医薬品】バファリンA 80錠
ライオン
販売価格 ¥1,030(2017年9月9日20時58分時点の価格)







アスピリンと他のNSAIDsの違いや特徴について



アスピリンの副作用


基本的には副作用があまりない薬で、全体の2.67%という割合になっていますが、アスピリンの副作用は主として胃腸症状となります。具体的には、


  • 胃炎
  • 胃の不快感
  • 胸焼け
胃腸が弱い人は服用の分量に注意をしておくといいかもしれません。

また、1%以下で出血・凝血障害、発疹、めまいなどが確認されています。



深刻な副作用


さらにごくまれですが、深刻な副作用の可能性があります。



  • ショック、アナフィラキシー(息苦しさ、どうき、めまい、冷や汗、しびれ、皮ふのかゆみ、じんましん、のどのかゆみなど)
  • 出血(吐血、おう吐、血便、吐き気、血痰、鼻血、意識混濁)
  • 重度の皮膚・粘膜障害(発熱、目の充血、まぶたの腫れ、皮ふがはがれる、かさぶた、唇や陰部のただれ、目が開けにくい、排尿・排便時の痛み、発疹、水ぶくれ、うみ)
  • 喘息発作の誘発(ゼーゼー、ヒューヒュー音がする、息苦しさ)
  • 重度の血液成分の異常(あざができやすくなる、歯ぐきの出血、疲労感、出血が止まりにくくなる、口内炎)
  • 肝臓の重い症状(食欲不振、尿が茶褐色、皮ふや白目が黄色、おう吐、かゆみ、吐き気)
  • 消化性潰瘍、小腸・大腸潰瘍(胃痛、腹痛、下痢、血便、黒便、食欲低下)



特にアスピリン喘息は重い副作用として知られていて、誰でも発症する可能性があるもののアレルギー体質の人に見られやすいとされています。



また、2017年6月にオクスフォード大学が発表した研究結果によると、過去に脳卒中や心臓発作を経験したことがある75歳以上の高齢者がアスピリンを服用した場合、深刻な出血の可能性が65歳以下の0.5%に比べて3倍の1.5%になっています。


しかし、すぐにアスピリンの服用を中止する必要はなく、心配な場合にはかかりつけの医師に相談してみるといいでしょう。




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アスピリンのさまざまな効果(作用機序)





〇抗炎症作用


〇解熱作用


〇鎮痛作用


〇抗血栓作用(低用量での使用)


〇川崎病(急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群)の治療


〇大腸がんの予防


〇不育症・流産予防



風邪をひいたときなど、バファリンなどの市販薬を服用して炎症を抑えたり熱を下げたりしてくれる身近な薬ですが、わずかな可能性で出血の副作用があるものの、それでも血小板の働きを抑えて血液が凝固してしまうのを防ぐ抗血小板薬として心筋梗塞や脳卒中、狭心症の処方薬としても使われています。


川崎病は4歳以下がかかる病気で、血管に炎症が起きる症状が出ますが、アスピリンの服用によって炎症を抑えることができます。












一方で実は効果がないとわかったことも…

次々とアスピリンの新たな効果が発見されていますが、逆にこれまで期待されていたものの最近の研究によって効果がないとわかったものもあります。



  • 糖尿病患者への低用量アスピリンによる心筋梗塞などの動脈硬化性疾患への1次予防は効果がなく、逆に消化管出血の可能性が増える(奈良県立医大などのグループによる研究。2016年11月発表)
  • 過去に脳卒中や心臓発作を経験したことがないアテローム性動脈硬化患者には抗血栓作用の効果がない(フロリダ大学の研究。2017年6月発表)












参照
http://www.bbc.com/news/health-40262771
https://minacolor.com/brands/164/articles/2026/
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se33/se3399100.html
http://patientdaily.com/stories/511126275-university-of-florida-study-finds-aspirin-has-little-to-no-effect-on-those-with-plague-buildup-in-arteries
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/etc/201703/550383.html

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